第56回 東北臨床細胞学会学術集会

ご挨拶Welcome Message

第56回 東北臨床細胞学会学術集会 会長

菅 井 有

岩手医科大学医学部 病理診断学講座 教授


 この度、第56回東北臨床細胞学会学術集会を2019年7月6日に岩手医科大学病理診断学講座が担当し岩手県盛岡市で催すことになりました。
 近年我々を取り巻く医療の構造は大きく変化しており、経済のグローバル化と相まって、医療もグローバルスタンダードが要求されています。医療のサービス産業化が明確になり、選ぶ時代から選ばれる時代へ変わってきています。細胞診の業務としては、臨床側へのサービス部門としての基本認識が必要になると思います。すなわち早く、正確に、丁寧に、対応することが要求されます。提出された検体は正確に診断し、迅速に提出しなくてはなりません。
 今回は「呼吸器細胞診の現状と未来」という主題で、今後の細胞診断の発展について大いに議論、情報交換していただきたいと考えています。本学術集会の特徴は,産婦人科医、内科医、外科医、病理医に加え,細胞検査士の会員が一同に会し意見交換を行う,いわゆる学際的雰囲気が高い学会となっております。本学会に多くの会員が参加され、呼吸器細胞診にとどまらず「細胞診の現状と未来」というキーワードから、診療・教育・研究につながるエッセンスを感じ取っていただければ幸いです。
 一人でも多くの皆様が盛岡の地へいらしていただくことを期待しております。

平成 30 年 11 月 吉日
第56回 東北臨床細胞学会
学術集会会長 菅 井 有
岩手医科大学医学部 病理診断学講座
岩手医科大学医学部附属病院 病理診断科